雪が舞うような寒い時でも 自然は粛々といのちの営みを続けている
ひっそりと静まりかえっているように見えても 目を閉じれば 頬に風を感じ 川の音が聞こえ 土や植物の湿った匂いがする
ただそこにいるだけで心身に残った日々の喧騒が薄れていく、土地や自然の鼓動が身体に沁み入ってくる
気がつけば肩の力は抜け、いつもより深い呼吸をしていることに気がつく
厳かな雰囲気だが全てを洗い流してくれるような滝
巨石に生えた苔から滴る水滴
人々の暮らしの真ん中にある神社と御神木の杉
土地の日常である素材を使った特別な食事
五感が刺激され、土地や自然の鼓動が身体のより深い部分まで入ってくる
日常では感じることが出来ない豊かさ
これは言葉では表現できないものではあるけれど、心はその豊かさで満たされている